水銀灯の生産中止
2013年に国際連合による環境問題に関する条約「水銀に関する水俣条約(日本政府が命名)」が採択されたことにより、2020年頃から各メーカーにて水銀灯の生産が終了しています。
「LED照明の方が省エネで長寿命ということはわかっていても、まだまだ在庫で水銀灯があるからそのまま使用している」という方に向けて、あらためてLED照明のメリットとそのまま水銀灯を使い続けることのデメリットを解説します。
LED照明のメリット
LED照明のメリットをあらためてご紹介いたします。
- 水銀灯と比べ、消費電力を約75%削減
- 水銀灯と比べて即時に点灯・消灯できる
- 紫外線が少ないため、虫が寄り付きにくい
- 長寿命(1日8時間点灯の場合13~17年)
- 発熱量が少ない
- 色が見えやすく、検品作業の精度向上
電気代や燃料代が高騰している今、省エネを検討している事業者様は多いと思います。
照明のLED化は、確実に省エネができる非常に有益な手法です。
まだLED化していない箇所がある場合は、ぜひ検討しましょう。
水銀灯を使用し続けるデメリット
「まだ在庫に水銀灯が残っているから、それを消費してからLED化をしていこう」と考えている方、そのまま水銀灯を使用し続けるデメリットについても把握しておきましょう。
- 消費電力が多いため、在庫の水銀灯を使う方がLED化するよりもコストがかかる
- 処分費用が今後高騰する可能性がある
- 視認性がLEDと比べて劣る
水銀灯は、産業廃棄物として適正に管理・処分する必要があり、廃棄物処理業者に委託する必要があります。
環境への観点から2020年4月には、一度処分費が値上げしており、今後も処分費が値上げする可能性があります。
処分のことまで考えると、早めにLED照明へと更新し、処分費もおさえることをおすすめします。
照明をLED化する際のポイント
照明を水銀灯からLEDに更新する際に必要な注意点をいくつかご紹介します。
- LEDが適した環境かをあらかじめ確認
- 現地調査で照度をシミュレーション
- 導入方法を検討(買取りorリースorサブスク)
- 安定器も一緒に更新する
- 税制優遇・補助金が適用されるか確認してお得に導入
長寿命というのがLEDの大きな特徴のひとつです。しかし、高温環境やオイルミストが充満している環境など、LEDが苦手とする環境では、通常のLED照明ではすぐに切れてしまいます。
その環境に適したオーダーメイド型のLED照明を導入しましょう。
また、水銀灯からLEDに更新する際、既存の照明器具にLEDのみ交換して発火などの事故が生じる場合があります。
安定器も耐用年数が10~15年ほどです。既設の蛍光灯器具にLED改造を行うと、メーカーの保証が切れてしまったりもするので、安定器についても一緒に対応するものに更新しましょう。
LEDが適さない環境の詳細は「工場でLEDがすぐに切れてしまう理由とLED化のデメリット」の記事をご覧ください。
照明のLED化はわたしたちにお任せください
いかがでしたでしょうか?
電気代が高騰している昨今、在庫の水銀灯をそのまま使用するよりもLEDに更新した方が費用としてもメリットが出る場合が増えています。
わたしたちは、これまで多くのお客様において照明のLED化を行ってきました。
わたしたちの照明LED化サービスの特徴は以下の通りです。
- 在庫の水銀灯下取りサービスも実施
- LEDが設置できないような特殊環境も、カスタムオーダー品で導入可能
- 現場調査で照度や費用をシミュレーション
LED化を検討している方は、お気軽にご相談ください。