コンプレッサ台数制御盤の導入
施工概要
工場内で稼働する16台のコンプレッサを、メーカーや容量の違いを超えて一括制御できる「特殊な台数制御盤」へと更新した事例です。既存の単独制御やインバータ機への単純更新では到達できなかった領域の省エネルギー化を実現し、工場全体のエア運用最適化と大幅な電力コスト削減を達成しました。
| 施工分類 | コンプレッサ |
|---|---|
| 工期 | 3日 |
| 施工内容 | コンプレッサ台数制御 |
施工風景
工事の背景・工事の課題
製造業のお客様より、工場内で運用している16台のコンプレッサの機器入れ替えに伴い、さらなる省エネ化を実現できないかというご相談をいただきました。
当時、お客様の工場では以下の課題を抱えていらっしゃいました。
・日立製やコベルコ製など、メーカーや容量の異なるコンプレッサが混在しており、それぞれが連携せず別々に稼働していた。
・従来は定速機からインバータ機への更新を進めることで省エネを図っていたが、インバータ機が増えるにつれて機器導入費用やメンテナンスコストが高騰することを懸念していた。
・各コンプレッサの稼働状況を一元管理できておらず、「それぞれの設定圧力が本当に正しいのか」「無駄な稼働が発生していないか」といった運用面のブラックボックス化に悩まれていた。
改善効果・当社からの提案
当社の提案する制御システムは、国内外の主要メーカーにほぼ全て対応し、機種や容量が異なる機器も一括で制御できる強力な特徴を持っています。これにより、高価なインバータ機をこれ以上増やす必要がなくなり、今後どのメーカーのコンプレッサを選定しても最適な省エネ運転が可能となります。
本施工により、お客様には以下の効果を実感していただきました。
・電力コストの大幅削減: 無駄な稼働を抑え、工場全体の消費電力を年間9.3%(332,000kWh)削減することに成功しました。
・初期費用・ランニングコストの抑制: 新たなインバータ機の増設を回避できたことで、導入費用と今後のメンテナンスコストを大幅に抑えることができました。
・運用の見える化と最適化: 24時間365日の稼働状況や圧力推移を可視化できるようになりました。これにより、余剰な圧力を正確に把握して設定圧力を下げるなど、根拠に基づいた効率的な運用改善が実現しました。
当社では、機器の単体販売にとどまらず、工場全体のユーティリティ設備の稼働状況を俯瞰し、お客様の課題に寄り添った最適なエンジニアリングをご提案いたします。コンプレッサの省エネや運用管理でお悩みの際は、ぜひ実績豊富な当社にご相談ください。